利息の複利
利息の複利
利息制限法、完全解説サイト>
利息に関する基本的なこと>利息の複利
利息の複利についてその恐ろしさについて仕組みと共に解説を行います。
スポンサードリンク
年利15%で100万円借りたお金を踏み倒そうとして、
各地を転々とし、お金を返す返事をしないで9年間放置していたとします。
相手からも支払いの督促(とくそく)も無く、
相手も自分を見つけられずに諦めたのかなと思っていると、
9年目に突然貸し手が現れて、
「あなたの借りたお金352万円返して下さい」
と言われました。
利息を放置しておくと、
元本に利息が組み込まれ、
元々利息だった金額にも利息がかかるようになります。
これを複利と言います。
つまり、352万円にもなってしまった
魔法のような計算は以下のようになっています。
1年目 100万円×15%=利息15万円
2年目 115万円×15%=利息17.25万円
3年目 132.25万円×15%=利息19.84万円
4年目 152.09万円×15%=利息22.81万円
5年目 174.90万円×15%=利息26.24万円
6年目 201.14万円×15%=利息30.17万円
7年目 231.31万円×15%=利息34.70万円
8年目 266.01万円×15%=利息39.90万円
9年目 305.91万円×15%=利息45.89万円
合計 元本306万円+利息46万円=352万円
借りた100万円は9年目では
元本306万円+利息46万円まで膨れ上がってます。
さらに返さないことで発生する業務妨害に対する補償の違約金、遅延損害金もかかってくるので
莫大な金額になってきます。
借金をした人がお金を返せないからと言って
期日までに返さなかった場合、
あえて複利の効果を狙って取り立てをしないで放置しておく場合があります。
債務者側としては
「取り立てに来ないなら返さなくていいや」
とかことを考えて数年経つと、
取り立て屋が来て複利の計算の元にお金を請求してきます。
借金300万円だと年の利息が45万円、
月に返す利息37500円。
これに加えて元本の300万円のいくらかも支払っていかないと借金が減らないので、
月に6万円くらい借金用に払っていかないといけません。
つまり普通の人が借金を返せるか返せないかの境である金額は200万円~300万円になっているみたいです。
スポンサードリンク
その他、
「利息に関する基本的なこと」の
ページに戻って確認してみて下さい。
バナースペース
スポンサードリンク